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社会生活から読む近代日本史 |
出展団体 | 加藤 諭氏 (東北大学 文学研究科 日本史研究室) |
出展プログラム |
■ 2010年7月11日(日)学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2010 講座プログラム |
出展概要 |
【日時】 15:00〜16:00 |
当日の様子 | |
出展者向けアンケート |
1.「サイエンス・デイ2010」に出展した理由について、お聞かせ下さい。普段大学で研究している歴史学の分野を、幅広い年齢層の方々に理解し、知ってもらうため。昨年度に引き続き、今年度のサイエンス・デイ2010に参加させていただいたのは、サイエンスの企画ではまだまだ、仙台・宮城のエリアでは、東北大学を中心として、理系の研究成果が想起されることが多く、文系のサイエンス、はなかなかイメージされないきらいがあるからです。歴史科学の立場に立つものとして、自分が研究している日本史の分野がどのようなサイエンスで、学問領域としてどのように社会に貢献しているのか、分かりやすく伝えたいと思い今年度も出展しました。 2.「サイエンス・デイ2010」に出展した感想について、お聞かせ下さい。小学生から八十代の方まで、親子あるいは祖父母と孫という複層的な幅広い世代の方々に参加していただいたことはとてもうれしいことでした。普段、小説や大河ドラマ等で認識しているイメージと、実際の歴史学の分野の研究成果とを比較しながら話をすすめることで、参加者には歴史に対して改めて大変興味関心を持っていただいたようです。理系の研究成果だけだと思っていたけれど、すごく面白かった、来年もまた聞きたい、という感想や、講座終了後、レジュメのプリントだけほしいという方が来られたりと、予想外の反応もいただきました。歴史科学の分野を通じた社会貢献に今回の出展が果たせた意義を再認識しました。今を生きる我々が、何処から来て、どこに向かうのか、という立ち位置を正しく理解するために、歴史は重要な学問領域であることを伝えていく、そうした機会をこれからも意識していきたいと思います。 3.今後に向けて、ご意見・ご要望・ご感想など、お聞かせ下さい。今回文系の歴史科学の出展にスペースを割いていただいたこと大変感謝しております。当日は時期的にも近代と現代の選挙の違いについても話も織り交ぜながらの講座となりましたが、終了後も感想を伝えてくださったり、参加者の受講意識の高さには驚かされました。今回頂いたスペースは話をするのにとても適しており、有難かったです。機会があれば、またこうした形で一般の方々に文系のサイエンスを知ってもらう取り組みをしていきたいです。 回答者名:加藤 諭(東北大学 文学研究科 日本史研究室) 様 |