HOME > サイエンスデイ > サイエンスデイ2026

サイエンスデイ2026

開催趣旨

 近年、我が国の科学技術研究および産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」の基盤を揺るがす深刻な問題として、子どもたちの「理科離れ」が叫ばれています。「理科離れ」は単に「個人的に理科が嫌い」という問題ではなく、理科を学ぶ過程で本来養われるはずの「知的好奇心」や「論理的思考力」等の低下を意味しています。その結果として、文理問わず高等教育を理解できない学生が増大し、大学教育の質の維持が著しく困難に陥っているというかたちで問題は顕在化しており、もはや「理科離れ」問題は、国民全体による知の問題、すなわち社会的リスクであると捉えられています。
 これらの社会的背景に、社会の細分化・複雑化に伴い、個々は専門家に任せ、表面だけを利用するブラックボックス化が進んだことがあります。その結果、わたしたちは効率性と引き換えに、本来そこにあるはずの自己と対象との関係性を実感することが困難な状況に陥っています。しかしながら本来、自己と対象との関係性の集積が、すなわち社会です。この自己と対象との関係性が見えない危機こそが、個人・地域社会・国レベルでの問題の本質的な原因とnatural science では捉え、そこから解決策を見出していきます。
 自己と対象との関係性を実感しやすい範囲として、natural science は社会の中でも特に“地域”に着目します。自分が社会に与えている影響と自分が社会から受けている影響を実感できることで、人は自らの社会的存在意義を自覚し、主体的に活動することができます。このようなひとり一人の内発的モチベーションによる主体的なアクティビティーが、地域をつくり、そして社会全体をつくるドライビングフォースとなります。つまり“地域”こそが、社会をつくる基盤であると同時に、社会全体をつくる原動力として、大きな可能性を秘めているのです。
 そもそも「科学」の本質は観察からはじまります。対象に直接触れ、自分の目で見て、自己と対象との関係性を五感で感じることなしに、知的好奇心・論理的思考力が養われることはありません。「科学」と言うと「科学は専門家だけが知っていればいい」と自己と科学との関係性を認識しようとしない風潮や、または成果ばかりが注目されがちですが、そこに至るまでのプロセスにこそ、知的好奇心や論理的思考力をはじめとする、科学的なものの見方・考え方、すなわち自己と対象との関係性を構築する姿勢が隠されています。
 natural scienceでは、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて、「科学」を切り口に、自己と対象との関係性の可視化・再構築の場として機能することを「科学で地域づくり」と位置づけ、日々の科学教育プログラムの開発・実施のほか、大学・研究機関や企業、行政・教育機関等と連携し、2007年から毎年、体験型科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』を開催しています。『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』は、「“科学”って、そもそもなんだろう?」をテーマに、製品や成果等の“結果”だけでなく、科学や技術の“プロセス”を五感で感じられる場づくりを通じて、子どもから大人まで、各人各様の感じ方から自己と対象との関係性を可視化・再構築する場として機能することを目指すものです。
 そもそも人間は生まれながらにして知ることを欲する存在です。そして生まれた創造物が共有されることは喜びです。この認識に立つ時、科学は人の本性に根ざすものとなり万人のものとなるでしょう。こうした共感の輪を生み出す循環こそが、人間の本来持つ内発的モチベーションがさらに発揮され、次、その次に登場する科学や技術が継続的に生み出され、わたしたちの心豊かな社会が達成されていく土壌となるはずです。
 知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資することを願って、20回目を迎える今年も『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』を開催いたします。皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

特定非営利活動法人 natural science
大草 芳江


企画概要

科学のプロセスを子どもから大人まで五感で感じる日

五色のサイエンスの文字は、「五感で感じること」と「科学の多面性」を表しています。また黒箱は、「ブラックボックスを開けること」と「多様な主体が一堂に集う場」を表しています。

 社会の成熟化に伴い、科学や技術はブラックボックス化し、わたしたちは便利さと引き換えに、科学や技術の“プロセス”を五感で感じる機会を失ってきました。しかしながら、科学や技術のもたらす“結果”のみを一方的に享受するだけの姿勢では、科学離れや科学リテラシー不足などの社会的リスクを回避することはできません。

 一方で、ここ仙台・宮城は、「科学」という切り口で見ると、大学・研究機関、民間企業や行政・教育機関等が密集し、研究者や技術者等が日々研究・開発等の活動を行い、わたしたち市民の生活と科学・技術が隣り合わせで存在する、古くから「学都」と呼ばれる地域です。

 この地域の特性を活かし、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、大人も子どもも、普段科学に触れている人も触れていない人も、科学や技術の背景にある“人”や“プロセス”を自らの五感で感じられる場として、『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』を毎年開催します。

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』は、「科学」を切り口に地域を再発見し、関係性再構築の場として機能することで、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資することを目指します。

ステップと期待する効果

ステップ① 科学の"プロセス"を体験

 各出展団体の現場の"人"が「おもしろい」と思う"プロセス"を形にした体験型プログラムを通じて、普段なかなか実感できない"プロセス"を体感することで、子どもから大人まで各人各様の感じ方から自然な形で興味・関心が喚起される。

ステップ② 研究者や技術者等の現場の"人"との対話

 喚起された興味・関心は各人 各様であり、それぞれの人が「知りたい」と思うところから、研究者や技術者等の現場の“人” との対話を通じて、各自が興味・関心を深めることができる。

ステップ③ 生活の中で関連事項と遭遇

 本企画は地域資源で構成されているため、本企画終了後も、市民が普段の生活の中で関連事項と遭遇する機会は多い。これまで何気なく利用していた製品や成果等の"結果"を見ても、本企画をきっかけに"プロセス"があることを想像でき、興味・関心が継続し、身近に感じられる効果が期待される。

ステップ④ 年間を通じた科学イベントへの参加

 本企画の"見本市"的な特徴を活かし、「学都仙台・宮城サイエンスコミュニティ」会員登録により、各出展団体が開催する一般むけ科学イベント(一般公開や市民むけ講座など)情報を市民へ直接的・継続的に配信できるシステムをつくることで、年間を通じて市民が科学に触れられる機会を増やす。

ステップ⑤ 毎年恒例イベントとして参加

 毎年開催により認知度は高まりつつあるが、今後も地道に連携機関を増やし、地域の毎年恒例イベントとして定着化を図ることで、科学・技術に興味・関心のある人から、普段は科学イベントにあまり参加しない人まで、幅広い層が科学・技術を楽しむことができる場を地域に創出していく。

ステップ⑥ お互いに応援し合うコミュニティへ

 各主体の取組みについて、各主体や市民がお互いに応援し合ったり、表彰し合えるしくみ(サイエンスデイAWARD等)をつくることで、相互理解を深めながら誰もが主体的に科学に参加できる持続可能な『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』の構築を目指していく。

ステップ⑦ 科学と社会をつなぐ優れた方法論を共有

 サイエンス・デイ オブ ザ イヤーの審査を通じて、科学と社会をつなぐ優れた方法論を発見し、地域で共有化するしくみをつくることで、次なる創造へとつなげていく。

今年のポイント・注意点

● サイエンス・デイのチラシ裏面に、科学イベント情報を掲載できます
 (県内の全公立小中学校並びに出展高校等に約23万部を学校配布予定) 

 今年下半期に開催される科学イベント情報を一元的にまとめた『学都「仙台・宮城」サイエンスマップ~科学イベント編~』を、今年度もサイエンス・デイのチラシ裏面(県内の全公立小・中学校及び出展高校等に全児童・生徒分の約23万部を6月下旬~配布予定)を活用して作成し、学校配布します。科学イベント情報掲載ご希望の方は、natural science までご連絡ください。

● 科学イベント情報告知・申込・受付自動化システムを利用できます
 (学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ会員:約2万5千人) 

 『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』の個人会員(約2万5千人) むけに、各団体が年間を通じて開催している科学イベント情報を告知し、 申込・受付を自動化できるWebシステムを利用できます(無料)。 ご希望の方は、本コミュニティのWebサイトからお申し込みください。



● 「光」ゾーンを新たに設けて“光”に関するミニブース出展を募集し、光の波長ごとに並べる今年初の試み

 サイエンス・デイでは、「科学・技術の地産地消」と銘打ち、地域の多様な科学のプロセスを可視化・共有化できる場づくりの一環として、非専門家でも科学・技術を俯瞰しより深く理解できる方法論の開発・実践に取り組んでいます。2014年度からは、“光(電磁波)”を切り口に、地域の科学・技術を可視化する『学都「仙台・宮城」サイエンスマップ光編』を毎年作成し、サイエンス・デイ来場者並びに関係各位からご好評いただいております。さらにサイエンス・デイ2018では新たな試みとして、より深い理解へと導く場づくりを目指し、『学都「仙台・宮城」サイエンスマップ光編』を実際に五感で体験できる“リアル版”として、“光”に関するミニ出展ブースを募集します。光速(c)にかけて会場の講義棟C棟1階(来場者数が最も多いエリア)に“光”ゾーンを新設し、電磁波の波長ごとに光に関する展示品を並べる予定です。来場者は『学都「仙台・宮城」サイエンスマップ光編』を片手に、“光”ゾーンをまわることで、より理解を深めていただくという趣向です。なお、本企画については、一部屋になるべく多くの“光”に関する展示品を並べることで俯瞰した理解をねらいとするため、1出展あたりの展示スペースは机1、2個程と小さく、説明人員も必須ではありません。通常出展とリンクしたW出展もより深い理解につながるため歓迎します。光に関わる研究・開発をされている方はぜひお申込みください。


科学・技術を社会・一般に伝える優れた方法論を審査・表彰により可視化・共有化することを目的として、「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」を2016 年度から実施しています。自己推薦制のため、出展申込書とは別に、所定の自己推薦書を7月17日(金)までに提出してください(提出先:info@natural-science.or.jp)

開催概要

名  称
①学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2026(第20回)
②サイエンスデイAWARD2026表彰式
③サイエンス・デイ オブ ザ イヤー2026 表彰式
日  時
①2026年7月26日(日)9:00~16:00 ※2026年7月25日(土)会場設営準備
②2026年8月3日(月)14:00~17:00(創設されたAWARDの数によって決定))
③2026年8月(調整中)
会  場
①東北大学 川内北キャンパス 講義棟(仙台市青葉区川内41)等
②東北大学 青葉山キャンパス サイエンスキャンパスホール(仙台市青葉区荒巻青葉6-6)
調整中
主  催
特定非営利活動法人 natural science (2007年6月設立)
共  催
準備中
協  賛
準備中
後  援
準備中
入 場 料
無料
来場対象
こどもからおとなまでどなたでも
来場見込
約10,000人(2025年度実績:10,638人)
出展費用
無料(ただし出展に関わるその他の費用はご負担下さい)
※ 手弁当モデルによる自立運営のため運営協力へのご協力をお願いします(「運営協力(協賛)のお願い」)
出展募集
リアル会場での出展(講座プログラム型、体験ブース型)のほか、オンライン出展やハイブリッド出展も可能です
お問合せ
特定非営利活動法人 natural science 事務局 大草芳江
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル7階
Tel.022-721-2035
URL http://www.natural-science.or.jp/
お問合せフォームはこちら

応援メッセージ

掲載順序は到着順です

宮城県知事 村井 嘉浩 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』が開催されますこと、心からお祝い申し上げます。スマートフォンや生成AI等の科学技術の進歩により、私たちの生活は日々便利で快適なものになっていますが、その技術が生み出す結果のみを受け取り、仕組みを十分に理解せずに暮らしてしまいがちです。こうした中、今年で第20回目を迎える『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』は、大学や研究機関、関連企業の皆様の連携、協力の下、子どもから大人までが、科学のプロセスを楽しみながら五感で体験できるイベントとして定着しています。このイベントを通じて、参加される皆様が、科学技術への理解をより一層深められるとともに、宮城、東北を元気にするイベントになることを心から期待します。

仙台市長 郡 和子 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ2026』が、記念すべき第20回を迎え開催されますことを、心よりお喜び申し上げます。このサイエンスデイは、身近な不思議を通して科学の面白さを体感できるイベントとして、世代を超えて親しまれてきました。長年にわたり、こどもたちの科学への関心と創造性を育み、科学教育の振興にご尽力されてこられた関係者の皆様に、深く敬意を表し、感謝申し上げます。会場となる東北大学は、「国際卓越研究大学」に認定され、世界トップレベルの研究と、その成果を次の社会へとつなげる取り組みが一層進んでいます。本市においても、東北大学をはじめとする大学や研究機関と連携しながら、研究成果の社会実装や新たなイノベーションの創出につながる環境づくりに取り組んでまいります。本イベントが、これからも多くの市民の皆様にとって科学を身近に感じ、未来の社会や暮らしについて考える良い機会となるとともに、学都仙台のさらなる発展と次代を担う人材の育成につながることを心より願っております。

東北大学総長 冨永 悌二 さん

 本年も東北大学川内キャンパスを会場に『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』が開催されますことを、大変嬉しく思います。
 今年で20回目を迎えるサイエンス・デイは、「学都・仙台」を象徴する夏のイベントとして定着し、毎年多くの皆さまにご参加いただいております。今回も大学・研究機関・企業のご協力のもと、科学の楽しさや面白さを体験し、さまざまな技術に触れることで、知的好奇心を高め、科学に親しんでいただける多彩なプログラムが用意されています。
 本学は2024年、日本初の「国際卓越研究大学」に認定され、これまでにない新しい研究大学として、世界の科学技術の発展に貢献すべく様々な教育・研究活動を推進しております。今回も本学の研究の一端をご紹介しておりますので、本イベントを通じて、多くの皆さまにとって「科学」がより身近なものとなり、興味・関心を一層深めていただくことを願っています。

株式会社 メムス・コア CTO、東北大学名誉教授 江刺 正喜 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイは2007年にスタートしてから20年ほど経過しましたが、1万人以上が参加する会に発展しております。地域の各種団体などが工夫する出展に多くの家族が集い、体験を通し身近に科学を感じられる貴重な場です。科学技術が発展して複雑化・高度化しネットで必要な知識にアクセスできるなど便利になってきましたが、実際にものを見て自身で体験したり、表面的なことだけでなく幅広い関連性や歴史的な流れを知ることなども大切だと思います。これらが新しいものを創造することにつながると期待されます。展示と同時に、自分の賞を作って表彰する「サイエンスデイAWARD」で互いに表彰し合うというユニークなしくみもあります。私が居る青葉台にある「西澤潤一記念研究センター」には「近代技術史博物館」などの展示室がいくつか設置されており、いつでも公開しておりますので是非ともお越しください。

宮城大学 学長 佐々木 啓一 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイの開催、大変ワクワクしながら待っています。宮城大学は、宮城県が設置する地域に密着する大学です。卒業生の多くがこの宮城の地で活躍していることはもとより、学生・教職員が仙台・宮城をキャンパスとして教育研究に励んでいます。4回目の参加となるこのサイエンス・ディも、私どもの活動を皆様にお示しし、皆さんとともに歩んでいくうえで、かけがえのない場となっています。
 今、わが国では、物ごとについて考え、課題を見つけ、その解決に向けて実践する力が求められています。このような力は、学校での学びのみでは身に着きません。子どものころから、いろいろと観察し、問題点を考え、時には手を動かしながら、その解決に挑戦し続けることが必要です。まさにサイエンス・デイの目指すところでしょう。皆さんとともにサイエンスでワクワクしましょう。

東北大学名誉教授、宮城学院女子大学元学長 末光 眞希 さん

 インターネットの発達で「答え」はどこかから探してくるものになったと思ったら、今や「答え」はAIが教えてくれる時代になりました。AI時代に私たちはどのように<科学>すればよいのでしょうか?大切なことは、常にあなたがAIの主人であること。(1) 問いを発するのはあなたです。AIが悩むようなよい問いを立てましょう。(2) AIが返してくるもっともらしい答えを批判的に受け止めましょう。間違いも多いのです。鵜呑みにしてはいけません。(3) AIは人類の経験知に基づいて答えを出します。正しい答えも多いことでしょう。でも<人類>は経験したかも知れないけれど、<あなた>はまだ経験していないことを忘れないでください!AIに聞きすぎると、あなたが経験できたかも知れない<失敗する>機会を失ってしまいます。それに何事も「やってみないとわからない」のです。<科学>は「実験(実際の経験)」から始まるのですから。

東北大学 多元物質科学研究所 所長 福山 博之 さん

 サイエンスデイの開催20年、誠におめでとうございます!2007年に産声をあげて以来、震災やコロナ禍にもめげず、このイベントが地域に根ざした「科学の祭典」として大きな節目を迎えられたことに、深い敬意を表します。本イベントの最大の魅力は、単なる展示に留まらず、誰でも「サイエンスデイAWARD」を新設することができるユニークな仕組みにあります。私共も昨年、出展プログラム「銅ってすごい」に対して地元の高校から賞をいただくという、思いがけず大変光栄な経験をいたしました。このように、世代や立場を超えて互いの活動を認め合い、刺激し合う文化が20年もの長きにわたり継続されてきたことは、まさに地域の誇りです。この20周年が、次世代を担う若者たちにとって、知の探求をさらに加速させる新たな出発点となることを確信しています。これからも、共に科学を楽しみ、驚きに満ちた未来を創っていきましょう!

国立研究開発法人産業技術総合研究所 東北センター 所長 山口 有朋 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026が、子供たちの心に「科学っておもしろい」「なぜだろう」「自分もやってみたい」という火を灯す一日になることを、強く願っています。未来の科学者は、特別な才能をもつ誰かではなく、今日この会場で小さな「?」に出会い、わくわくした子供たちの中から生まれるはずです。研究者が本気で科学の楽しさを伝え、その熱が子供たちに直接届くこの場は、将来の科学を形づくる貴重な出発点です。子供たちが夢を抱き、いつか科学者として再びこの場所に戻ってくることを期待しています。応援しています!

公益社団法人応用物理学会東北支部長 深見 俊輔 さん

 仙台・宮城の定番となった「サイエンス・デイ」が、今年もやってきました。これから夏休みを迎える小中学生の皆さんにとって、普段の授業では味わえないような理科の面白さを発見できるイベントになることを願っています。また、学校の先生方や親御様におかれましては、生徒・お子様が抱いた好奇心をいつまでも持ち続けていけるように、大事に見守っていただきますと幸いです。私たち応用物理学会東北支部は、理科教室の実施や様々な物理現象を応用した教材開発を通して、未来の社会を支える人材育成を行っております。

東北大学金属材料研究所所長 佐々木 孝彦 さん

 仙台の初夏の風物詩ともなった『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ2026』の開催を大変楽しみにしています.オンライン利用とAIの普及により,いつでもどこに居ても世界中のリアルとバーチャルの両空間が簡単につながるようになりました.AIチャットボットとの会話は,まるで人と話しているような自然な会話ができ,また自分に寄り添い否定しない優しい話し相手になってくれます.そのような快適性と引き換えに失敗や苦労があるリアルな経験や自分の手を動かしてものを作り出す機会が急速に減少しているように思います.参加者と出展者が一緒にリアルな場で「もの」をつくり,「観察」し,「思考」,「議論」を積み重ねて「知識」を増やしていく体験の場であるサイエンスデイを応援します.テーマパーク的な楽しさや面白さを越えて,地域社会の次の世代を担う子供たち(大人も)の一生を豊かにするきっかけのイベントとして成長していくことを願っています.そして,今日の参加者が明日の出展者となり,サイエンスの楽しさと合わせて,わからないことやうまくいかないことがあることも知ることができるリアルな体験機会を継承しながら,仙台・宮城・東北から全国,世界へと広がることを期待しています.

公益社団法人日本化学会東北支部 支部長、化学教育協議会議長 渡邉 賢 さん

 学都『仙台・宮城』サイエンスデイ2026の開催を心よりお慶び申し上げます。今日、私たちは循環型社会の実現という大きな課題に直面しています。このことに関連し、混ぜればゴミ、分別すれば資源という視点があります。これは、そこにいる皆が当事者として、新たな社会づくりに参加することの必要性を伝えています。こうした考え方を持ち実際の行動を伴わせ、そしてそれに欠かせない科学技術を継続的に研究開発していくためには、それを担う次世代の人材育成が重要です。  サイエンスデイは、若い世代が自ら考え、その可能性を広げる絶好の機会です。昨年度は、支部長代理として化学の面白さを伝えるべく奮闘する高校生グループに賞を贈らせていただきました。子供たちに笑顔で化学の面白さを伝える高校生の姿と、それに応える子供たちの楽しそうな様子が非常に印象的でした。今年度も、このような素晴らしい交流が生まれることを期待し、引き続き応援して参ります。

東北大学名誉教授・仙台高等専門学校名誉教授 内田 龍男 さん

 ここ仙台・宮城の地は、古くから「学都」として知られる学問の盛んな地域です。それに関連する大学を始めとしたさまざまな機関がたくさんありますが、これらの多くの機関と連携して、NPO法人natural scienceが学都「仙台・宮城」サイエンス・デイを2007年に立ち上げられました。それ以外、ずっと毎年続けてこられて、出展者も参加者も増加の一途をたどり、毎年の一大定例行事となっています。このサイエンス・デイは日本で最初に作られて高く評価され、その後、日本の他の地域でも同様な仕組みが少しずつ始まっています。実際、若い人から大人まで幅広い年齢層にわたる人々がサイエンスを理解し、親しみを持っていただきながら、たくさんの人たちが大変楽しく有意義に参加しておられます。そしてこの結果が若い人達の知識や能力の発展に大きく貢献していかれると思います。是非、出展者の方々も、それを見てサイエンスの面白さに感動する参加者の方々も、共に楽しみながらこのサイエンスデーを盛り上げてゆきましょう。

日本物理学会東北支部長 木村 憲彰 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026の開催おめでとうございます。毎年このイベントが開催されるのを楽しみにしています。今年で20回目ということで、今では大変大きな科学イベントになりました。多くの展示があるので全部回り切れないのが残念です。科学といっても様々な分野があって、それぞれに工夫を凝らした展示をしているので、見ていて飽きません。とくに、一見不思議な現象や難しそうな事柄を、わかりやすく、遊びの要素を取り入れながら伝えてくれるような展示が楽しいです。最近は不思議なことや疑問に思うことがあっても、気軽に検索できたり、AIが即座に答えたりしてくれるので、何でも分かった気になって、不思議なことに出会う感動が薄くなっているように感じます。サイエンス・デイでは、直接目に触れ、体験することができるのが何よりの魅力です。ついつい1か所に長居をしてしまい、結局全部回り切れないことになります。皆さんはぜひ計画的に回ってください。

東北大学 環境科学研究科長 吉岡 敏明 さん

 「サイエンスデイ2026」の開催、そして第20回という記念すべき節目を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。この20年間、サイエンスデイは、科学の楽しさや驚きを多くの人々に伝え、研究者・技術者・学生・地域社会をつなぐ貴重な場として発展してこられました。関係者の皆様の長年のご尽力に深く敬意を表します。現在、私たちの社会では、「サーキュラーエコノミー」「カーボンニュートラル」「ネイチャーポジティブ」の実現に向け、科学技術への期待がますます高まっています。こうした課題の解決には、新しい発見や技術だけでなく、多様な分野をつなぎ、社会と協調しながら未来を創る視点が求められています。
 サイエンスデイの展示や体験には、「なぜだろう」「面白い」「やってみたい」という科学の原点となる好奇心があふれています。ぜひ会場で、科学の魅力と未来への可能性を感じ、楽しく充実した時間を過ごしていただければと思います。

東北大学 バリューデザイン教育センター長 森谷 祐一 さん

 サイエンス・デイでは毎回、興味深く魅力的な発表が数多くあり、いつも楽しみに拝見しています。私自身も、子どもの頃の素朴な疑問が科学技術への入口でした。さまざまな生き物を捕まえて観察や飼育をしたり、夜になると遠くの放送局のラジオが聞こえる現象に興味を持ち、自らラジオを作ったりアンテナを工夫して受信感度の違いを調べたりした経験があります。こうした小さな「なぜ?」の積み重ねこそが探究の原点であり、新しい価値の想像力、未来を切り拓く力になると感じています。バリューデザイン教育センターでは、「バリューデザイン未来共創賞」を通じて、発想の面白さや社会につながる視点を持った取組を応援しています。この場から生まれる一つひとつの興味や気づきが、未来への大きな一歩となることを心より期待しています。

東北大学大学院農学研究科長・農学部長長 仲川 清隆 さん

 「なんだろう」と不思議な気持ちから「なぜだろう」と興味を持ち、その不思議を解き明かすためサイエンスが威力を発揮します。その威力は、解き明かそうとする気持ちの強さによって増強されます。またその方法は多岐に渡り、答えが一つではないこともあります。そのプロセスは決して容易ではありませんが、一つまた一つと解き明かされる度にワクワクする世界に引き込まれていきます。サイエンスとは興味の追究であり、興味はまた興味を呼び無限に続くことから、サイエンスは進歩し続けています。過去にわからなかった事が、今は理解され、それによりさらにわからない事が生まれてきます。現時点のサイエンスを知り、未来のサイエンスを想像することで、あらたな興味もわいてくると思います。「サイエンス・デイ2026」に参加し、多岐に渡る分野の「なんだろう」「なぜだろう」からの発見と、その解明から活用への発展をぜひ肌で感じて皆さんの興味をさらに高めて欲しいと思います。

一般社団法人 東北経済連合会 会長 増子 次郎 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』の開催、誠におめでとうございます。
 東北経済連合会(以下「東経連」)では、宇宙誕生の謎に迫る素粒子物理実験施設「国際リニアコライダー(ILC)」をはじめ、フュージョンエネルギー、ナノテラス、福島イノベーション・コースト構想といった世界最先端の研究開発プロジェクトの実現と、その成果の地域社会への実装に取り組んでおります。
 ILCは、日欧米の研究者が中心となって検討を進めている国際共同の科学プロジェクトです。2013年には、日本の研究者組織である高エネルギー委員会が、岩手県南部から宮城県北部にかけての北上サイトを国内候補地として最適であるとの答申を公表しております。
 東北には、東北大学をはじめ世界に誇る大学や企業が集積しており、科学技術と産業イノベーションを通じた新たな地域づくりへの期待がますます高まっております。未来を担う子どもたちが科学に触れ、知的好奇心を育み、将来の研究者や技術者を目指す契機となることを心より願っております。
 東経連では、2016年より「サイエンス・デイ」にILCのブースを出展しております。今年も、お子様方にILCに親しんでいただけるよう、素粒子のキャラクターを使った輪投げなどを準備してお待ちしております。
 「サイエンス・デイ」が盛会のうちに開催され、子どもたちの科学技術への知的好奇心を高める貴重な機会となることを、大いに期待しております。

一般財団法人みやぎ産業科学振興基金理事長、東北大学名誉教授 伊藤 弘昌 さん

 学都「仙台・宮城」ではこれまでに、世界に誇る輝かしい偉業を数多く輩出してきた。良く知られる八木・宇田アンテナやマグネトロン、センダストなどは1920~30年代の誕生でほぼ100年にもなる。その後の100年でも、世界に冠たる研究成果の創出は枚挙にいとまがないほどであり、この流れを引き継ぎ、さらに発展させるのが若い次の世代である。科学の面白さ、わくわく感を肌で感じてもらえるように工夫した「サイエンスデイ」の催しは重要である。将来、共に歩み始める人が一人でも多くなるように期待したい。また、企画運営は情熱的に取り組む人たちに支えられている。応援したい。

東北工業大学 学長 小林 正樹 さん

 学都仙台を代表する催事へと成長したサイエンス・デイが、今年も開催されることを心よりうれしく思います。毎年、会場で目にする子供たちの生き生きとした姿からは、楽しさを入口に科学への関心を引き出す、多彩なアイデアと工夫に満ちた企画の力が伝わってきます。今年はどのような体験ブースや講座プログラムが並ぶのか、今から楽しみです。
 本学も例年出展しておりますが、出展を企画する大学生にとっても、子供たちに分かりやすく「伝える」「仕組みを理解してもらう」ための工夫を重ねることが大きな学びとなり、成長につながっています。運営に携わる皆さまのご尽力に敬意を表しますとともに、来場する子供たちが新たな発見に出会い、将来の夢を育む場となることを期待しております。応援しています。

東北大学大学院理学研究科長 都築 暢夫 さん

 皆さんの周りで起きている自然現象に「なぜだろう」と感じることはありませんか?「なぜだろう」を見つけ、もっと詳しく知りたいと思うところからサイエンス(理学)は始まります。どのようなときに同じ現象が起きるのか、似た現象や違う現象が起きてないかなどをよく観察し、なぜ起きるか仮説を立て、実験や観察を通して仮説が正しいか確かめます。うまく説明できなかったら仮説を修正し、実験や観察を繰り返します。直ぐにはうまく説明できないかもしれませんが、自分が立てた仮説が正しいと分かったときには喜びが込み上げてきます。自然現象の中に見つけた「なぜだろう」を解明するのがサイエンス(理学)で、多くの人たちのこれまでの努力が積み重なり人類共通の知的財産が創造され、現在も日々新たな知が加わっています。
 サイエンス・デイでは、皆さんが見つけた自然現象の中の「なぜだろう」について皆さんの手による解明を楽しみにしています。「なぜだろう」を解き明かした経験と喜びを、多くの参加者と分かち合い、サイエンスの楽しさを満喫しましょう。

東北大学理事・副学長(研究担当)・知の創出センター長 杉本 亜砂子 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』の開催に当たり、心よりお祝い申し上げます。
 私たちの身の回りには、今や生活の一部となった生成AIをはじめ、高度なテクノロジーを搭載した機器があふれています。スマートフォンなどの普及により、知りたいことへの「答え」が瞬時に、かつ正確に手に入る非常に便利な時代になりました。
 しかし、答えが容易に得られる時代だからこそ、その手前にある「なぜ?」という問いを抱き、試行錯誤するプロセスの価値がかつてないほど高まっています。サイエンス・デイは、この「なぜ?」をとことん追求し、自分の手や目で科学の本質を体験できる極めて貴重な機会です。子どもから大人まで、五感を使って科学の仕組みに触れることで、新しい発見の喜びに胸を躍らせる方も多いのではないでしょうか。
 サイエンス・デイを通して、未知の扉を開く「知的好奇心」の素晴らしさを再発見し、人間の知性が持つ無限のエネルギーを体感されることを期待しております。

一般社団法人電子情報通信学会 東北支部 支部長 大町 真一郎 さん

 第20回を迎える学都「仙台・宮城」サイエンス・デイの開催を、心よりお祝い申し上げます。本イベントを支えてこられた関係者の皆様のご尽力に、心から敬意を表します。
 電子情報通信学会は、1917年創立の電信電話学会をルーツに持つ国際学会で、100年以上にわたって日本の技術革新を支えてきました。その歴史を次の世代へつなぐべく、未来を担う人材育成に力を注いでいます。本学会にはジュニア会員制度があり、小学生以上であれば誰でも無料で入会できます。皆さんが電子・情報・通信の技術分野に興味を持ち、これから様々な活動を行っていくための情報を提供しています。教科書の一歩先にある、リアルな研究の世界をぜひ体験してみてください。
 サイエンス・デイは、出展者も参加者も、子どもから大人まで、幅広い層が科学の楽しさを伝え合い、体験できる素晴らしいイベントです。本イベントがご来場の皆様の知的好奇心を大いに刺激するきっかけとなり、未来の科学者・技術者が誕生することを期待しています。

一般社団法人日本機械学会東北支部長 丸田 薫 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026の開催を心よりお祝い申し上げます。
 科学技術の進歩は、いつの時代も「なぜ」「どうして」と問い続ける若い好奇心に支えられてきました。本イベントは、子どもたちが研究者・技術者と直接触れ合い、五感を通じて科学の魅力に出会える、東北地域でも貴重な学びの場です。
 私たち機械工学に携わる者にとっても、ものづくりの楽しさや、機械が社会を支える姿を次世代へ伝えることは重要な使命です。サイエンス・デイで芽生えた知的好奇心が、やがてロボット、エネルギー、宇宙、医療など多様な分野で未来を切り拓く力へと育っていくことを期待しております。
 参加される皆様が、考えながら自ら手を動かす喜びを発見されること、そして本イベントが地域の科学文化を一層豊かに育む場として、今後ますます発展されますことを、日本機械学会東北支部一同、心より祈念申し上げます。

公益社団法人日本分光学会東北支部長 藤井 朱鳥 さん

 サイエンス・デイ2026の開催を心よりお祝い申し上げます。サイエンス(自然科学)の原点にあるものは、自然の不思議を「面白い」と感じ、それを「理解したい」と願う感情です。この「センス・オブ・ワンダー」と呼ばれる自然に対する驚きや感動の体験が人をサイエンスへと誘って来ました。何気ない日常の背後にある驚きから先端的な科学・技術への感動まで、100以上の体験プログラムが結集するサイエンス・デイはまさに「センス・オブ・ワンダー」に触れる絶好の機会です。多くの方々がサイエンス・デイに参加し、サイエンスの面白さを存分に楽しまれる一日とすることを願っています。

国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長、前東北大学総長 大野 英男 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』が20回目という大きな節目を迎えられますことを、心よりお祝い申し上げます。
 2007年の開始以来、科学や技術の“プロセス”を体感し、研究者や技術者と直接対話できる貴重な場を築き上げてこられた関係者の皆様のご尽力に、深く敬意を表します。
 科学技術がますます社会の基盤となる一方、その複雑化・ブラックボックス化も進む現代において、子どもから大人までが五感で科学に触れられるこの取り組みの意義は、ますます大きくなっていると感じます。
 本年も多くの出会いと発見に満ちた素晴らしいイベントとなることを心より祈念いたします。

東北大学 理事(産学連携担当) 遠山 毅 さん

 「学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026」の開催に際し、心よりお慶び申し上げます。今回で20回目の開催ということで主催者はじめ関係の皆様に心より敬意を表します。
 ここ数年、AIの進化には凄まじいものがあり、私たちの生活も大きく変化しつつあります。しかし、私たちが人間としてリアルな社会を営んでいる以上、AIだけで全てが解決するわけではありません。AIの進化と同時に、様々な分野の科学や技術も発展させていかなければなりません。「科学」や「技術」は、具体的な観察や実験を通して初めて進化し、私たちに恩恵をもたらしてくれるものです。将来を担う参加者の皆様が、このサイエンス・デイを通して実際に「科学」・「技術」に触れ、知的好奇心をどんどん向上させることを期待しています。
 最後に、論語の一節を紹介します。「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」これは、単に知識がある人はそれを好きな人には適わず、単に好んでやっている人はそれを楽しんでやっている人には適わない、という意味です。
 是非、皆さんも科学・技術を心から楽しんでください!

東北大学大学院医工学研究科長 吉信 達夫 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』の開催を、心よりお祝い申し上げます。私たち人間には、自身もその一部である宇宙や自然について「もっと知りたい」「理解したい」という根源的な欲求があります。しかし、日々の生活に追われる中で、年齢とともにその気持ちは薄れてしまいがちです。 さまざまな不思議や驚きに1日どっぷりと浸かれるこのイベントを通じて、未来を担う好奇心旺盛な子どもたちが、新しい発見や体験から科学の楽しさ・面白さを体感してくれることを願っています。私たち医工学研究科では、医学・生物学・工学の学理を探求すると同時に、病気の診断や治療、健康維持に役立つ未来の医療技術の開発に取り組んでいます。この場所から、私たちの住む世界をより良く変えるアイディアにあふれた、未来の科学者が育ってくれることを心から期待しております。

東北学院大学 学長 大西 晴樹 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026の開催が楽しみです。AI(人工知能)の普及が進む時代の変化のなかで、真理を探究するサイエンスの大切さと未来への可能性を感じています。サイエンスは、数式や記号で表される知識を少数の科学者だけが独占していればいいというものではありません。実は数式や記号が表しているものは、証明や実験に耐えうるものであり、世界中の人びとが等しく理解できる客観性や法則性が含まれており、それゆえに世界を大きく変えることができるものなのです。そこにサイエンスという学問がもつ大きな魅力があります。サイエンス・デイは、そのようなサイエンスの魅力を市民が納得できるように、分かりやすく「子どもから大人まで五感で感じる」ことができる日です。どうか、目と耳と鼻と舌と肌を使って、サイエンスの魅力を思い切り楽しんでほしいと願っています。

国立仙台高等専門学校 校長 橋爪 秀利 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』開催の時期がやってきました。
 日々技術が進歩し新しい創造物があふれる現代社会においては、ブラックボックス化されたものが非常に多くなっています。これらのものに対して、若い皆さんの、どのような原理に基づいているのか、あるいは、仕組みになっているのだろうかという好奇心が、科学や技術への興味となり、更なる挑戦に繋がる原動力になっています。『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』は、子供たちに向け、そのきっかけを作り、サイエンスや技術に興味を持ち、将来の科学研究や技術開発に夢を持ち続けてもらえる絶好のイベントです。今年はどのようなアイディアに出会えるのか、ワクワクしながらサイエンスデイに参加するのを楽しみにしております。

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 NanoTerasuセンター長 高橋 正光 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026は、見るだけ、聞くだけでなく、自ら手を動かして科学の世界に触れる体験ができる、他にはなかなか得がたいイベントです。昨年に引き続き、世界最先端の放射光施設「ナノテラス」を訪れるツアーもメニューに含まれます。大きくて複雑に見えるナノテラスの装置も、それを支えているのは“人”であり、よくよく見てみれば、川内の会場で体験する科学の要素が随所に散りばめられていることに気がつくことでしょう。ナノテラスは、仙台でいちばん世界に近く、いちばん未来に近い場所。ぜひ足を延ばして、サイエンス・デイ2026を最大限に楽しんでいただけたらと思います。

日本分析化学会 東北支部長 壹岐 伸彦 さん

 「学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026」の開催,ならびに記念すべき第20回の節目を心よりお祝い申し上げます.長年,本行事を牽引してこられた大草先生をはじめ,関係者の皆様の情熱に深く敬意を表します.
 さて,皆さんは「化学(かがく)」という学問にどのようなイメージを持っていますか?実は,化学は「セントラル・サイエンス(中心的な科学)」と呼ばれています.数学や物理学の考え方を土台にしながら,生物学や環境科学,新しい材料の開発など,あらゆる分野へと可能性を広げる「中心的な架け橋」の役割を担っているからです.
 サイエンス・デイのテーマである「知的好奇心」こそが,未知の扉を開く鍵です.身近な不思議を解き明かしたいという純粋な気持ちが,やがて人類の未来を豊かにする大きな力へとつながります.本イベントでの体験が,次世代を担う皆様にとって化学の魅力を知り,科学の道を志すきっかけとなることを心より願っております.

公益社団法人日本金属学会東北支部 東北支部長 加藤 秀実 さん

 「学都『仙台・宮城』サイエンスデイ2026」の開催を心よりお祝い申し上げます。 子どもから大人までが同じ目線で、驚きや発見を共有し、科学の楽しさを分かち合う、この素晴らしいイベントが、今年もここ仙台で開かれることを大変嬉しく思います。 科学の扉を開く鍵は、皆さんの「どうして?」という純粋な好奇心にあります。私たち日本金属学会も、材料の無限の可能性を追求していますが、科学の世界は常に新しい驚きに満ちています。 皆さんの「どうして?」という好奇心、その小さなきっかけが、いつか世界を驚かせる大きな研究へとつながるはずです。この一日を通じて、新しい発見に目を輝かせ、心ゆくまでサイエンスを楽しんでください。 この場所から、未来を切り拓くサイエンティストが羽ばたいていくことを心より願っております。

東北大学 大学院工学研究科長 高村 仁 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』の開催を心よりお祝い申し上げます。私たちが日々取り組む工学・研究の道を振り返ると、その原点には決まって、子どもの頃に体験した科学への純粋な驚きやワクワク感があります。だからこそ、地域の未来を担う子どもたちが五感で科学に触れられるこのイベントはとても大切です。会場で中学生や高校生の皆さんが熱心に取り組んでいる探究成果を発表する姿には、私たち研究者や学生も大きな刺激をもらいます。実際、その中には固定観念にとらわれない柔軟な発想や問いの立て方があり、時にハッとさせられるような新しい気付きや発見もあります。大学で工学を研究する私たちにとっても、最先端研究・開発のエッセンスをいかに分かりやすく伝えるかを考えることは重要であり、このイベントは研究の社会的意義を再確認できる場でもあります。本イベントを通じて、多くの「知的好奇心の芽」が育ち、2050年の社会を支え、イノベーションを起こす力へとつながっていくことを期待しています。

東北大学副学長(社会連携・校友会・基金担当)、災害科学国際研究所教授 今村 文彦 さん

 『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ2026』が、記念すべき第20回の開催を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。本イベントは、子どもから大人までが科学の魅力を五感で体感できる、仙台の貴重な学びの場として定着しています。今回も多くの皆様が科学の不思議や楽しさに触れ、新たな発見と出会う契機となることを確信しております。さて、近年は東日本大震災をはじめ、熊本地震、能登半島地震、カムチャツカ半島巨大地震そして遠地津波、青森東方沖地震といった大規模な地震や、各地での豪雨災害が相次いでおり、防災・減災への意識向上が急務となっています。未来への具体的な備えや事前防災、さらには迅速な避難行動のためには、災害のメカニズムを知る「科学的知識」と、的確な「判断力」が欠かせません。科学を身近に学べるこのサイエンスデイを通じて、災害科学への理解を深め、かけがえのない命や地域社会を守る意識をともに高めていけることを願っております。

東北大学 理事・副学長(サイエンスパーク・復興新生・ナノテラス共創担当)、未来科学技術共同研究センター長 湯上 浩雄 さん

 第20回サイエンス・デイが仙台・東北大学キャンパスで開催されること、心からお祝い申し上げます。本取り組みは、ブラックボックス化した現代社会で実感する機会の少ない科学や技術の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じられる場づくりを目指しており、まさに科学技術の発展と利用を全世代において推進していくことが必須となっている我が国において重要な事業です。そのような取り組みを、新型コロナウイルスの蔓延期を含めて、20年にわたって継続されてきていることに敬意を表します。東北大学では、国際卓越研究大学として、世界視点で卓越した研究大学となることを目指して体制強化を図っています。将来、今回のサイエンス・デイに参加される小・中・高校生が東北大学において一緒に研究できる機会があることを期待しています。

文部科学省大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当) 福井 俊英 さん

 本年も『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026』が盛大に開催されますこと、心よりお祝い申し上げます。
 今年、第20回の節目を迎えるサイエンス・デイは、子供から大人まで幅広い世代に科学の魅力を伝え、地域に根差した科学イベントとして発展を続けてこられ、これまでの関係者のご尽力に敬意を表します。
 本年3月に閣議決定した第7期科学技術・イノベーション基本計画において、STEAM教育強化や科学技術コミュニケーションの推進が記載されており、教育・研究機関や地域社会が連携し、誰もがサイエンスに触れる機会を広げていくことは重要です。科学技術が社会に与える影響がますます大きくなる中、サイエンス・デイは、科学と社会との対話や交流を促進する大変貴重な場であると考えております。 本イベントが、次代を担う子供たちをはじめ、多くの人々に新たな発見や学びの機会を提供し、今後も発展していくことを心より願っております。

東北大学名誉教授、日本哲学会元会長 野家 啓一 さん

 このところ「デュアルユース」という言葉を目にし、耳にすることが多い。ドローンやAI(人工知能)に代表される「軍民両用」の科学技術のことである。今日誰でも利用しているインターネットやGPSも、もとをたどれば軍事目的のために開発された技術が民生用に転換されたものであった。だが、軍事用と民生用の境界はますます曖昧になってきている。とはいえ、AIに理非曲直や善悪の判断を丸投げしたり、何か起きたときにAIに責任をとらせることはできない。人類の生存に関わる最終的な倫理的判断は生身の人間が自分の頭で考え行うほかはない。科学技術は軍民両用のデュアルユースではなく、科学と倫理を両立させるデュアルユースを目指すべきであろう。科学技術をめぐる熟議とそれに基づく市民的コントロールが必要なゆえんである。

日本地下石油備蓄株式会社 代表取締役社長、政策研究大学院大学名誉教授 根井 寿規 さん

 20回目の記念となる『学都「仙台・宮城」サイエンスディ2026』の開催、心よりお祝い申し上げます。
 東北経済産業局長として参加させていただいた2008年以来、来場者数が約1万人を超えるなど大きく発展していることに、政策研究大学院大学でサイエンス・イノベーション教育に携わった立場からも、関係者のご尽力に敬意を表します。
 エネルギー分野では、エネルギー変革とともに、中東情勢を踏まえたエネルギー安全保障との両立を図ることのできるクリーンエネルギーシステムの構築が求められ、水素・CCSを含めた新たな技術の商業化の産学連携による取り組みが活発になっています。
 当社が担っている備蓄石油の放出においても、地下に長年保管した原油が劣化することなく利用されているなど、改めて技術の力強さを感じております。サイエンスディが、そうした技術の有用性と将来の担い手の育成に寄与することを期待しています。

東北学院大学 工学部長 嶋 敏之 さん

 学都仙台・宮城サイエンスデイの開催を心よりお祝い申し上げます。
 本学工学総合研究所は2014年より出展者として参加し、多くの子どもたちや地域の皆様と科学の楽しさやものづくりの魅力を分かち合ってまいりました。実験や体験を通して、「なぜだろう」「やってみたい」という好奇心が育まれる瞬間に立ち会えることは、私たちにとっても大きな喜びであり、このイベントへの特別な思いにつながっています。また、参加する学生にとっても、科学の魅力を伝える喜びや社会とのつながりを実感できる貴重な学びの機会となっています。
 科学は新しい発見を生み出すだけでなく、人と人をつなぎ、未来を切り拓く力を持っています。学都仙台・宮城サイエンスデイが、子どもたちの探究心を育み、地域に科学の輪を広げる場として、これからも発展していくことを願っております。東北学院大学工学部も、地域とともに科学技術の発展と人材育成に貢献しながら、今後もこの素晴らしい活動を応援してまいります。

国立研究開発法人科学技術振興機構 理事 柴田 孝博 さん

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2026の開催に当たり、心からお祝い申し上げます。「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけ、2007年の第1回開催から今年で20年、科学の楽しさや探究する喜びを次世代へと届け、地域に豊かな学びの文化を育む取り組みを継続されてきた関係者の皆さまのご尽力に心より敬意を表します。「なぜだろう」、「やってみたい」という小さな気づきの積み重ねが、未来を切り拓く大きな力になり、元気で豊かな社会の創造につながると確信しております。学都「仙台・宮城」を支え、そして力強く牽引するサイエンス・デイが、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造のプラットフォームとしてますます発展し、未来社会を共創するベースとなっていくこと、未来を担う人材育成のベースになっていくこと等々、心から期待しております。

ページのTOPへ