サイエンスデイAWARD2024
創設されたAWARD詳細
-
- 審査基準
- 創意工夫は無限にあり、自然現象の原理を見極めてこれを創造しながら、無限に応用することは科学技術の発達には重要な考え方です。
科学技術の成り立ちと、その技術の応用事例などについて分かり易く説明している出展について評価します。 - 副 賞
- 日本無線「JRC」製オリジナルAM/FMラジオキット
- 受 賞
- レーザーハープを演奏しよう!
東北工業大学 工学部 情報通信工学課程 佐藤研究室 - 受賞理由
- 本展示では、日常で使われている、電波、光通信などの通信に使われる「レーザー」を使った技術を、音楽を奏でるしくみとして「ハープ」で楽しい演奏体験ができるように取り組んでいました。普段はあまり接することがないレーザーの性質ですが、その基本的な技術を実際の体験を通じて理解できるようにわかりやすく説明する工夫していました。
具体的な展示内容では、「レーザーハープ」を使って、レーザー光の反射する性質について、ハープの弦の代わりに光ファイバーの代わりの、「水ファイバー」を弾く体験をしていました。さらに「レーザーハープ」の製作の工夫として、昨年までは音階が6種類でしたが、今年は音階を増やして12種類にして様々な難しい曲も演奏できるように工夫して多くの学生さんがサポートしていました。
また学生さんの説明では、レーザーの技術の原理から動作と応用までの一連の内容も説明してあり、来場した多くの子供の他に親も含めて、通信の技術としての科学に興味を持つきっかけになっていたプログラムでした。この展示では通常は通信などに利用される影の技術となるレーザーですが、この基本技術を使用した「レーザーハープ」の演奏の仕組みが技術開発を考えた「創意工夫」でありますので、本賞を贈ります。