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サイエンスデイAWARD2013

創設されたAWARD詳細

  • 応用物理学会東北支部長賞(しぶいで賞)

    賞設立者
    応用物理学会東北支部長 安藤 康夫
    審査基準
    1.一見地味なように見えるが味があり、光るものをもっている。
    2.使われている技術は世の中のためになる(応用できる)ものであること。
    副 賞
    1.希望の東北地区の応用物理学会に所属する研究室の見学
    2.東北支部オリジナル実験キット「単極モータ」
    3.しぶ茶(深蒸し茶)(応用物理学会東北支部長によるしぶいで賞から)
    受 賞
    身近なものを使った物理の実験
    宮城県仙台第二高等学校 物理部
    受賞理由
    シャープペンの芯に電流を流すと光るという非常に単純な実験であり、一見すると地味なように見受けられるが、そこにある物理は意外と奥深いものがある。仙台二高さんは芯をささえる電極に工夫を施してあり、炭素の蒸発で電極が汚染されることにより、電流が流れにくくなるところを大幅に回避できているところに地道な努力の跡が伺えた。また、これが電球の基本的な原理であることを説明し、真空中では当然ながら寿命はのびるということ、シャープペンの芯が切れる寸前に非常に細くなるため、非常に鋭い針状の形状が得られること、を説明した。これは、まさに最先端科学においても例えばSTMの電極として十分使えるものである。以上から、本賞の主旨に沿うものであると判断した。
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